omソーラーハウス 逗子の家(2003) 3 リビングルーム
b0014003_1049474.jpg

北面の竹林をリビング一杯に取り入れたいと想っていました。
しかし、クライアントは永久的にそれがあるわけではないことを心配され、
ちょっと遠慮がちに、清涼感のある竹の風景を切り取りました。
西南の開口から入った風がその窓へ抜けていきます。

階段は冷房時に冷気が下へ落ちていかないように、腰高の建具を仕込んであります。

b0014003_1864773.jpgb0014003_1865778.jpg




















ロフトは吹き抜けで繋がり、2階リビングの熱気はロフトを通して
階段上部のトップライトから抜けていきます。

設計・伊礼智(協力 椿千賀子)
# by satoshi_irei | 2004-08-29 18:07 | ・住まい・建築 | Comments(2)
omソーラーハウス 逗子の家(2003) 2 リビング
b0014003_20121542.jpg

木のテイストを残しつつも白い空間を望まれたクライアント、
壁・天井はルナファーザーのペンキ仕上げ、床は木曽の赤松でまとめてみました。

2階リビングでのomソーラーには補助暖房付き切り替えダンパーが欠かせません。
冬の朝、補助暖房時に室内へ吹き出し、室温を急速に上げて、
太陽が登る頃には、床下蓄熱モードに切り替えるという優れものです。
電動(タイマー付き)と手動が選べます。

手動にすると、ダンパーを半開きで止めることができ、
半分は室内吹き出し、半分は床下へ送り込むという使い方もできます。
電動と手動・・・どちらがいいか?・・・迷うところです。

設計・伊礼智(協力 椿千賀子)

b0014003_2072574.jpg

















b0014003_2073693.jpg
# by satoshi_irei | 2004-08-28 20:11 | ・住まい・建築 | Comments(0)
omソーラーハウス 逗子の家(2003) 1
b0014003_18534551.jpg






























閑静な住宅地の一角に建てられたこの家は
鎌倉よりの逗子らしい空気に包まれた環境に助けられ、
すがすがしい家になりました。

北側に竹林が望める2階リビングの家。
南には唐松の板に囲われた。半戸外的な大きなベランダがあり、
木製建具でフルオープンできるようになっています。

b0014003_18171467.jpg

omソーラー搭載の
「見えない空気と熱がデザイン」されたこの家は
心地よい温熱環境が保たれているとのこと・・・。

今年(2004)の猛暑も冷房数日で乗り切ったようです。
その根拠を少しづつ解説していきましょう。

外壁・・・火山灰系の左官材である
「そとん壁」(高千穂ライフニクス)。
100%自然素材で吸放湿性が高く、
建物廻りの微気候を整え、
それが快適さに役立っているのかも知れません。

設計・伊礼智 (協力 椿千賀子)
施工・安池建設
# by satoshi_irei | 2004-08-28 19:56 | ・住まい・建築 | Comments(0)
設計条件
□設計条件(2017年〜)

* 設計監理料、
 工事費(外構・植裁・カーテンブラインド・家具含む)の13%(リフォームは18%)〜
 規模によって異なります。

*各申請業務、構造設計・計算、インテリアコーディネート
 は別途。

*建築から家具、造園をも含めてトータルで依頼して頂ける仕事のみ、お引き受け致します。

*確認申請(木造2階建て・100㎡以下の場合20万円〜)
 完了検査申請(木造2階建て・100㎡以下の場合10万円〜)
 その他、確認申請以外の業務、地区計画、
 宅地造成法,性能表示などは別途(内容による)となります。

* 坪単価(本体工事費)の目安 延床面積35坪程度で、
 木造の場合、坪100万円〜(本体工事のみ)。
  延べ床25坪程度ですと坪120万円(本体工事のみ)〜。

 都心部と地方では価格が変わります(都心部は上記より高くなることがあります)。
 施工者によっても価格は異なります。
 構造によっても変わります。コンクリートですと上記より高くなります。
 (外構工事、設計監理料、申請業務費用、構造設計料などは含まれません)

 ロフトの床面積は坪単価の計算に算定していませんが、
 ハウスメーカーのように施工床面積(バルコニーやロフトなども面積に算定)として
 カウントすると、坪単価は上記の金額よりぐっと安くなります。 

* 設計内容
 基本設計、実施設計、現場監理、
 建築申請業務、インテリアコーディネート等。

* 設計期間 約4〜6ヶ月(クライアントによる)

* 交通・宿泊費は別途(実費)。

* 最初の面談は基本的に無料ですが
(事務所に来ていただける場合のみ・・・こちらから出かける場合は有料)、
 設計依頼に関する簡単なご相談はメールにて承ります。
 予算的な事が、かけ離れている場合がございますので
 事前にお話しいただきたいと思います。
 まずはメールなどにてご相談下さい。

 また、具体的にプラニングを始めることになれば、
 着手金として30万円いただきます。
 プレゼンテーションをして、
 価値観が合いそうでしたら、仕事を進めます。
 そのとき、着手金の30万円は設計料の中に含まれます。
 価値観が合わないようでしたら、
 その30万円で精算ということになります。

*クライアントのご要望通りの設計をする設計事務所ではございません。
 おおまかなご要望をお聞きして、こちらのご提案を愉しみに
 お待ちいただける方歓迎いたします。

*相見積もりは基本的に取りません。安く創る事が目的ではなくて、
 信頼できるクライアントと、信頼できる施工者と共に質の高い仕事をしたいと思います。

*竣工後はオープンハウスや取材のご協力をお願いいたします。
 建築家として、仕事の発表はとても大事な事ですのでご理解をお願いします。
 もちろん、クライアントの要望も守りたいと思いますのでご相談願います。

*おおらかな方、小さなことを気にしない方、
 心地よい、楽しい住まいをお望みの方・・・
 伊礼智設計室の設計を気に入っていただいていらっしゃる方、
 お待ちしております。
# by satoshi_irei | 2004-08-27 19:05 | ・profile/設計条件
omソーラーハウス 中野・丸山の家(2003) 6 簡単な造り付け家具
b0014003_13251745.jpg



















個室の造り付け家具は、シナの積層合板を切っただけ・・・。
小口テープなどを張ることが一般的ですが
長持ちしないものを張るくらいなら、
パームクーへンのような断面が見えている方がましです。
大工さんにがんばって作っていただきました。

簡素に見えますが施工は結構大変で、隣の部屋から釘打ちしています(笑い)。
簡単な納まりほど、実は施工が難しい・・・。

b0014003_18552080.jpg






b0014003_18553165.jpg
部屋の奥の折り畳みハシゴから小屋裏へ上がれます。
小屋裏はomソーラーのハンドリングボックス置き場となっています。
余ったところは物置として使います。




設計 伊礼智/伊礼智設計室 (担当・梅田冴子)

b0014003_18145894.jpg
# by satoshi_irei | 2004-08-27 18:56 | ・住まい・建築 | Comments(0)
omソーラーハウス 中野・丸山の家(2003) 5 ネコ部屋
この家にはネコの部屋があります。
東南の陽当たりが一番いいところ・・・少し庭に飛び出して、
庭が良く見渡せるようになっています。

外付けの木製のガラリ戸は夏の日を遮り、
冬の日差しをたっぷり入れるようにルーバーの角度を決めました。



b0014003_16485520.jpg



b0014003_16491562.jpg

床は撥水処理したテラコッタタイル、そしてomソーラーで床暖房されています。
冬は直射日光とomで床に蓄熱され、翌日まで、室温の変動が緩やかに保たれます。
夏は、熱容量の大きいテラコッタが床下の冷たい熱を含んで
少しひんやりするだろうと・・・ネコ想いの設計となっています。
ネコは心地よさに敏感なので、
他の部屋より念入りに設計しています・・・クレーム出されないように(笑い)。

b0014003_9165536.jpg

ルーバーの作り出す陰が時間によって変化していき、
出入り口の縦格子と組み合わされて光が遊んでいます。
ネコも退屈しないでしょう。

ネコ部屋から中庭(デッキ)を通って北側の和室にアプローチできるようになっています。
中庭があることで、ネコの部屋も南北の通風が確保できます。

設計 伊礼智/伊礼智設計室 (担当 梅田冴子)
施工 相羽建設

b0014003_16494699.jpg
# by satoshi_irei | 2004-08-27 17:03 | ・住まい・建築 | Comments(4)
温ソーラーハウス 中野・丸山の家(2003) 4 キッチン
b0014003_18584798.jpg



























キッチンに立つとリビングに対面して、
なおかつ、アプローチ部分と庭が望めます。
キッチンから住まいの様々な動きが
感じられるのもいいものです。






b0014003_1859685.jpg


リビングの対角線上に和室があります。
小さめの家なので対角線に視界が抜けて、最大視角を得ることは
広く感じる基本的な手法です。

和室には炉が切られ、お茶室としても使われます。
和室は前述したように、落ち着いたリビングのために
東面と北面の中庭とともにクッション的空間の役割を担っています。
東面の高窓はご近所の庭木を借景させていただいて、
リビングからの最大視角をさらに拡張しています。
左下は北面の中庭への通風のための昔風の無双窓です。
リビングから床面を流れる風を確保、
涼しく住むためには床面の通風は欠かせません。






b0014003_18592090.jpg
洗面所は赤松でなくて、サワラの幅広材を張っています。
浴室から壁・天井が繋がるように同じサワラで仕上げ、
家の隅から隅まで、板のテイストで統一しています。

床も壁も同じ「板のテイスト」でまとめた家は
初めてですが、プライマリーなテイストがとても心地よいと思いました。
ただし、くどくならないような納まりの工夫が大事です。

設計・伊礼智/伊礼智設計室 (担当 梅田冴子)
# by satoshi_irei | 2004-08-26 19:08 | ・住まい・建築 | Comments(0)
omソーラーハウス 中野・丸山の家(2003) 3 内装は板張り
床と内壁は木曽アルテック社の16センチワイドの幅広の赤松・・・
乾燥度の高い赤松はomソーラーの家にぴったりです。

b0014003_9202217.jpg









































幅広の板はとてもゆったりして、
落ち着いた内部空間となります。
天井の仕上げ材は沖縄の月桃紙(げっとうし)。
繁殖力が高く、独特な香りが防虫効果を持ち、
沖縄のハーブといっていいでしょう。
料理にも使えます。

設計・伊礼智/伊礼智設計室 (担当 梅田冴子)
b0014003_20553363.jpg

b0014003_20564769.jpg
# by satoshi_irei | 2004-08-25 20:59 | ・住まい・建築 | Comments(0)
omソーラーハウス 中野・丸山の家(2003) 2 リビング
リビングは既存の和風の庭へとなだらかに繋がります。
石が散りばめられた庭と池の鯉を楽しむため、
巾3,6メートルの
フルオープンの木製引き込み戸が組み込まれています。


b0014003_19253796.jpg


リビングの北側、奥は吹き抜けになっています。
奥の方を明るくするため、また、南北の通風を促すために
北側屋根に電動のトップライトを設けています。

階段との相乗効果で小さい家ながら広がりのある空間が出来ました。


b0014003_19255576.jpg

設計・伊礼智/伊礼智設計室 (担当 梅田冴子)
# by satoshi_irei | 2004-08-25 19:26 | ・住まい・建築 | Comments(0)
omソーラーハウス 中野・丸山の家 (2003)1 コンセプト
b0014003_12123141.jpg
旗状敷地で3方を隣家に囲まれ、正面(南)が駐車場に面し、
鯉のいる小さな和風庭園を残した緑に囲まれた閑静な敷地です。

部屋と小さな中庭を交互に配し、
北と東面をそれらでぐるっと囲みました。
囲われているような、開いているような、
面白い効果となりました。
西面は洗面室や浴室を配して隣家との距離を取っています。
リビングは上記した空間に囲まれて、安心して南側に大きく開いています。


b0014003_12133249.jpg









沖縄に腰当(クサテ)という概念があります。
小さな子が親に抱っこされて
正面を向いて座っている様・・・
親の膝に抱かれて、
安心してくつろいでいる姿と言えます。
沖縄の集落はその概念で創られています。

都会の密集地にその概念を持ち込んで見ました。
この家は「部屋や小さな中庭の腰当」によって、隣家より距離をとりつつ、
開放的でかつ安心感のあるリビングが創れました。

鯉の居る池、遮光用木製ガラリつきの猫部屋、赤松張りの床と壁、
フルオープンできる大きな木製建具など、
どこか懐かしい50年代の住宅の雰囲気があります。

しかし、壁の板と枠、天井と鴨居をゾロ納まり(同じ面)にしてあるので
プレーンでモダンな印象になりました。

設計・伊礼智/伊礼智設計室(担当 梅田冴子)
施工・相羽建設

b0014003_14162446.jpg
# by satoshi_irei | 2004-08-25 14:28 | ・住まい・建築 | Comments(0)