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上海 豫園老路の商店街の横道の愉しさ。
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豫園老路から横道に入ると、生活臭い商店街となる。
路地の生活が表まで出てきて、何だか愉しい。

あちこちに思い思いの椅子が置かれ(竹のイージーチェアと低いスツールが多い)
おしゃべりに花が咲く。

商売繁盛?の間が抜けた狛犬も町を楽しくさせている。

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そこからより生活臭い路地に分かれていく。
工事中の現場の足場は竹を組んでいるのだが、足元が固定されていない(怖)。

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町のどこへ行っても涼みながらのおしゃべり。
国の政策なのか?町内会の発案なのか、単なる流行なのか?
路上のエクササイズコーナーがあり、ひと目をはばからず励んでいる(笑)。

ここで見られる人間くささは日本の町から一切なくなってしまった。
もちろん、ここまで泥臭く表に出てくると、逆に「マナー」の問題に触れる、、、。

もう少し、フィルターをかけたような、半透膜を通した感じよい「生活感」が
町ににじみ出てくるような住宅がつくりたいと思うのだが、、、。

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by SATOSHI_IREI | 2007-07-31 13:23 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(0)
上海豫円(よえん)の路地裏
上海に行くとまず、豫園(ユーユェン)は外せない。
明の時代(1559年)の江南式庭園。
上海を代表する観光スポットなのでショッピングにもいいのだが、、、
うちの事務所の一番の目的は、豫園の脇の豫園老路の商店街の裏路地(笑)。
路地という路地に入っていく、、、(笑)。


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裏路地の生活が見たい、、、北京のフートンを思い出させる。
洗濯物が干された路地をかまわず入っていく、、、追い出されるかと思いきや
にこにこと話しかけてくれる。
狭い路地幅(2000〜2300)。路地にそれぞれの家の生活がはみ出ている。
キッチンの機能の一部が外へ出ている、、、沖縄の昔の民家の台所廻りみたいだ。

西沢立衛の森山邸のように、家の中の要素が分離して
敷地の中に配置され直しても楽しそうな感じがするのは、
このような豫園の路地裏や北京のフートンを思い起こさせるからなのかもしれない。
とにかく、その方が気持ち良さそうなのだ。


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これからの住宅設計の可能性のひとつとして
住宅1軒で町に対してよい影響を与える事ができるかどうか、
まち並みに寄与できるか、、、だと思う。
建築界だけに通用する批評性を超えて、
一般の人たちが共感してもらえる、社会に対する提案を持ち得るかどうか、、、。

旅行先でその地の生活を見る意味は
それに対するヒントがある、、、あるいは「気づき」があるからだ。

だから、観光地はほどほどに裏通りへ脚が向かう(笑)。
事務所のスタッフたちはというと、、、さすが「建築少女」、喜んでいました(笑)
by satoshi_irei | 2007-07-29 15:15 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(8)
夏バテ防止食
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最近は夏バテ防止食。
エゴマのキムチ(半自家製)、豆乳入り豆腐、油揚げのみそ汁、ゴーヤーチャンプルーなど、、、。
建築費の高騰、基準法の改悪に猛暑、、、負けないように
メニューを工夫しています。
夕方はビールがあるので大丈夫ですが!
by satoshi_irei | 2007-07-28 19:51 | ・まかないごはん | Trackback | Comments(0)
路上採取  ニュアンスで伝える!!
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開店前の準備で忙しくしている様が見えてくるようです。
採取場所:沖縄県那覇市
採取日時:07年6月
by satoshi_irei | 2007-07-28 13:22 | ・路上採取 | Trackback | Comments(0)
MY HOME +1 VOL9 布田の家
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今月号のMY HOME プラス1に布田の家が掲載されています。
今回の特集は「間取りのいい家をつくりたい」と言う事で
「異なる特徴を持つ場をつなぐ、通り土間のある家」という
タイトルを付けていただきました。


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布田の家
設計:伊礼智設計室(伊礼智  元所員 松長浩子)
施工:相羽建設
by satoshi_irei | 2007-07-28 10:55 | ・掲載誌 | Trackback | Comments(0)
「真の日本の住まい」設計指針
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大工育成塾から「真の日本の住まい」設計指針が送られてきました。
今年のコンテストのまとめ、、、
経済産業大臣賞をいただいた東京町家「町角の家」が収録されています。

審査員評を山口大学の内田文雄さんと
東京芸術大学の黒川哲郎さんが書いてくれています。
黒川さん、、、相変わらず、厳しい(笑)。

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by satoshi_irei | 2007-07-27 18:30 | ・掲載誌 | Trackback | Comments(4)
チルチン人 関信越 建築塾in高崎
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昨日は高崎で建築塾、、、チルチン人の加盟工務店、
その関東甲信越地方の工務店さん向けのセミナー。
コーディネーターは元住宅建築編集長の植久さん。
はじめに植久さんよりスライドを使い
今回の塾の意図と伊礼を講師に選んだ理由( 笑)が説明された。

ある建具組合の出品作である建具の写真を引き合いに出しながら、
技術の凄さは分かるが生活の中で使える建具ではない事、、、
その後、歴史的な建築の中の建具の使われ方を取りあげ、
設計の意図があって建具をデザインしている事を伝えた。

「建具の向こうとこちら」がどういう関係にあったらいいのか、、、
関係をデザインするために建具をデザインするのである。
職人や施工者が家づくりの中で陥りやすい事、、、
腕自慢だけでは心地よい住まいはできない事を「建具の例」を使って説明。

いつもなら吉田桂二さん、田中敏薄さんあたりが講師を務めるのだが
技術(設計)自慢ではなく、バランスの取れた伊礼もいいぞ!?という事らしい(笑)。

ひととおり、ここ数年の仕事を見て頂いて設計の考え方をお話させていただいた。
設計者と施工者、メーカーが今一度、一緒に「住まい」を取り巻く諸々の事に対峙していかないと
今回の基準法の改正で日本の建築文化は滅びるのではないか?と、、、脅しておいた(笑)。

でも、本当にそうなるかもしれない。

その後、質疑応答の時には、みんな我慢の限界で
ビールを飲みながら、、、という事になった。
そのおつまみのひとつは「フランスみそパン」、、、
スタッフが余ったものお土産でいただいた。

植久さん、大金さん、参加者のみなさんお疲れさまでした。
この塾は全国巡業するようです。
by satoshi_irei | 2007-07-27 10:30 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(0)
トステム設計コンテスト表彰式
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昨日は「第1回トステム設計コンテスト」の表彰式。
コーディネーターの真壁さんから、「応募するように」と言われていたのだが
メーカーの商品をそのまま使うのはちょっと、、、と渋っていた。

そこで、新しい製品を開発するという応募でいいか?という許可を取って応募したのだが、、、落選!!、、、
それはコンテストの主旨と違うから当然!!。
それで伊礼は憮然!!(ラップのように音韻を踏んでいます、、、笑)

それはそうだろうな、、、と思っていたら、
示唆に富む提案に「感謝状」を上げる!!という事になり
ついでに特別ゲストで講演をやれ!!、、、という顛末。

「半製品を開発する 」と題して久米川ソーラータウンの仕事からI−WORKS、
東京町家までをスライドで見ていただいた。

設計者はメーカーの「完成品」をそのまま使う事を好まない。
そうすれば、それは設計者とはいえない、、、
自分の仕事に満足する事もないだろうと思う。

標準化の話やハーフユニットバス、ガルバの半丸の雨樋ができあがる経緯の中で
設計者と施工者、メーカーの3者の良好な関わり方が大事であると話した。
そして、設計者が自分で手を入れる余地がある製品、自分の色が付けられる製品、
(それを「半製品」と呼ぶ)が望ましいのではないか(Jスタンダードハーフユニットバス)?、、、。

あるいは出しゃばらない控えめなデザイン、色のないデザインの製品、、、
でもよく見ると、しっかりした製品で品がある(ガルバの雨樋)、、、
そのようなものが欲しいこと。

そしてこれから大事なことは
メーカーが小ロットの製品開発に協力的であるかどうか?が
日本の建築業界を豊かにしていくのではないかと思う。

審査委員長の永田昌民さんは審査総評,及び「建具への挑戦」と題した講演を通して
メーカーの製品だけでなく、建築界のあり方、日本のあり方まで厳しい見方をされている。
ものつくりではなく、カタログから選ぶだけの人たちが増えてきた事、
ブランドを追いかけ同じものを選ぶ、、、それが豊かなのか?、、、という事など
永田さんらしさがまるで衰えず、むしろより、磨きがかかって安心した。
ず〜と、そうあってほしい。

今回、どちらかと言うと内輪だけの表彰式と言った印象であるが
充実した内容であったのではないか?、、、より、外部に開けた式でなかった事が惜しい。

今回の入賞者に相羽建設が選ばれた。先日のOM地域建築賞に続き
これまでのI−WORKS(6年前)の成果が具現化したものとしてうれしく思う。

式典の後、
参加していただいた谷田さん、相羽建設の迎川さん、仲田さんと
大酒飲んだのは言うまでもない
(永田さん,真壁さんは用があってとっとと帰ってしまいました、、、笑)。
by satoshi_irei | 2007-07-25 19:56 | ・住まい・建築 | Trackback(2) | Comments(7)
ロンドンからの手紙
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ロンドンから手紙が届いた。
普段,海外から手紙をもらう事がないので、何かの売り込みだろう、、、
くらいの気持ちで封を開いた。

英語は苦手、満足に読めません(笑)。
それでも、何とか大事な用件らしい事は雰囲気でわかる(笑)

ざっと、眼を通してみると
MERRELL社から「THE SUSTAINABLE HOME」という本を出すので
[TOKYO SMALL HOUSE WITH SUN ](東京町家 9坪の家)の資料を
送ってほしいという内容である。
世界中から30件前後をセレクトして2008年の秋に出版予定らしい。
新手の振り込め詐欺でもなさそうでほっとする(笑)。

おそらく、新建築の「JA] を見たのだと思う。
遥か彼方でぼくの仕事に関心を持ってくれる人がいる事をうれしく思うと同時に
「JA」掲載の意義を実感する。


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設計:伊礼智設計室(伊礼智 森泉綾)
施工:相羽建設(監督 早川真  大工 高橋さん)
by satoshi_irei | 2007-07-23 15:27 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(14)
沖縄 上江洲家 珊瑚のデザイン
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上江洲家の台所の前庭の床のデザインです。
沖縄本島の中村家も台所の前庭は粗い石を敷き詰めてありました。
形のいいものはアシビナー(遊び庭、、、メインの庭)に廻したのだと思います。

それにしてもどこかでこの風景見たような?、、、。
そうそう、あの海岸の風景に似ているではないですか!。

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亀甲型の久米島独特の形です。
黒い石である事も特徴です。
まねたわけではないでしょうが、
久米島のこの素材が、海岸の風景を思い起こさせたのです。

沖縄の石摘みの技術はとても高いと言われています。
下の3枚の写真をご覧いただければ納得して頂けるのではないでしょうか?。

崩れないような細やかな工夫がされていますね。
門扉に近いところから遠いところ、、、という順に写真を並べてみました
遠くなるに連れて石が細かくなっていっています。
これはどこの家も共通しています。

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手を入れていい(笑)としたら、、、
どうするか?

迷わず、黒い石の間に
海から運んだ砂を撒いたことでしょう。
写真(海岸の様子)のような感じで、、、
竹富島はそうしていましたが
石が黒い分だけ、久米島はシュールです。

空が海、、、地面は砂浜、、、
ぽつぽつと黒い島が浮いています。
by satoshi_irei | 2007-07-21 10:06 | ・建築巡礼 | Trackback | Comments(10)