昨日は小田原で1年点検。
4間角に外物置が飛び出した単純な形。
緑が生き生きとして建物と馴染んでいました。
この家はOMソーラーの省エネ率が70%もあります。
必要な暖房費の70%をソーラーがまかなってくれているわけ・・・。
真冬も朝方、補助暖房を1時間ほど動かすだけで済んでいるそうです。
家の中も外気温34度ほどでしたが、エアコンなしで過ごしました。
セルロースファイバーを吹き込んだ断熱が効いていることと、
風が抜けていくので涼しい。
恐らく、夜間の涼風採り入れの効果が大きいと思いますが
水回りでの床面の湿気が気になりました。
床下を覗いてみると配管などからの水漏れなどは様子は見受けられません。
土間コンクリートが乾き切っていない上に、
夏の夜、屋根で冷やされ、湿度100%(たぶん)の空気が大量に床下に供給される・・・。
涼しい反面、湿気が北側の水回りに籠もって、
床がちょっとはらんだり、足ふきマットの下に
カビのようなものが出たりしていました。
もうひと冬越すと土間も乾いて状況も変わってくるでしょう。
それ以外は想定された内容で概ね良好です。
大きく出した軒下空間の存在が室内を
真夏の日射から守って心地よい室内環境を保っていました。
その日は事務所へ戻ってすぐ、「住む」の編集室へ。
土曜住宅学校に関する打ち合わせをして、また、事務所へ・・・。
昨日はオープンデスクできていた学生の最終日。
みんなで一杯やろう・・・ということで池袋の中国料理の「蘭蘭」へ。
意図したわけではないですが、北京オリンピックの開会式・・・
お店の人達(中国人)も気になってしようがない様子で、
お店のテレビでみんなで観戦・・・美しい。
人権問題やら毒物混入餃子などで中国のあら探しをしていた
日本のテレビが、その日、その時ばかりは無粋に思えました。
これを機にまともな国になって欲しい。
小田原の家
設計:伊礼智設計室(伊礼智 一場由美)
施工:安池建設
小田原の家 竣工当初