小さな窓・・・絞り込まれた強い光
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ミラノで乗り換えてヴェネチアに入る。
ヨーロッパへ行く時は機内に十数時間閉じこめられるのがちょっと苦痛・・・。
アリタリア航空は機内後部に立ち飲みバー(笑)があって
自由にワインやソフトドリンクが飲める。

真ん中の席になってしまったぼくは、通路側に大柄なイタリア人に寝込まれて動けない(苦)。
廻りはほとんど寝ている。
我慢できなくなって席を抜け出し、曽根教授と立ち飲みバーで飲み始める。
そこの窓だけブラインドが上げられていて、シベリアの白いグランドデザインを見ながら、
下部からのトップライトのような光の中で飲めるのである。

なんだか不思議な感覚だった。小さな窓の吸引力のようなものを感じる。
そのせいかどうか?・・・
同行した曽根教授や見知らぬおじさんもやってきて宴会となってしまった(笑)。


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上の写真はベローナの「カステル・ベッキオ」(改修:カルロ・スカルパ)。
よう壁上部の小さな窓・・・今は展示コーナーになっているのだが
元々はここから城を守ったのだろう。
防御と攻撃ののためにテーパー付きの小さな開口となっている。

機内で見たような絞り込んだ光の効果がその場所を暗示している。
レンブランドの絵のような、心を惹きつける光だと思った。
小さな窓を見直したい。

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2階・寝室から公園側を見る


坪井町の町家オープンハウスのお知らせ(3月22日、23日)

千葉県船橋市で進めていました「坪井町の家」のオープンハウスを行います。
延床面積34坪の4人家族のための住まい。
決して広くはない敷地ですが、緑豊かな緑地を残した開発地の一角に建ち、
のどかな雰囲気を残した土地柄に「小さな民家」のような住まいが
合いそうだな?と思いました。

ここで言う民家とは、郊外の農家や下町の古い民家のような、
無邪気に外に開いていて生活感が外に溢れてくるような住まいのこと。

もちろん、現代の住まいでは慎重に外部を取り入れる必要があります。
南に開けた2間幅のフルオープンできる開口部は
1階の床面より300ミリ上げることと、夏の日よけを兼ねた植栽で
通りからの視線をかわしつつ、のどかな外部と繋がります。


日時:3月22日(土)、23日(日) 午前10時〜午後5時頃まで
場所:船橋市坪井町

*見学ご希望の方は03−3565−7344までFAXをお送りいただければ
折り返し地図をお送りいたします。
FAXには 氏名、職業、見学の主旨、FAX番号をご記入願います。
メールでも大丈夫です。e-mail irei@interlink.or.jp

坪井町の町家
設計:伊礼智設計室(伊礼智 島華子)
施工:田中工務店

主な仕様
屋根:ガルバリウム鋼板
外壁:シラスそとん壁かき落とし
内壁:ビーナスコート(火山灰)
 床:唐松、レッドパイン
設備:OMソーラー
by satoshi_irei | 2008-03-21 09:02 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by kazuo-nakazato at 2008-03-22 16:54
本日また偵察隊が坪井町に数名行っております。
いろいろ盗んで来い、と指令をしています(笑)。

>小さい窓を見直したい。
写真だけでもその実感を感じられます。
Commented by satoshi_irei at 2008-03-24 09:49
中里さん
ぼくがいないときにやってきて、盗んでいったようです(笑)
Commented by masa-aki.m at 2008-03-25 07:27
小さな窓。いいですね。
重量感のある壁がなんとも安心できるし。すばらしい空間。
Commented by satoshi_irei at 2008-03-27 18:36
松原さん
カステルベッキオ・・・やっぱりいいですね。
スカルパの力量が十分に発揮されています。


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