ポット式石油ストーブによる煙道採熱方式床暖房
*写真はエーアンドエー時代に10年前に担当した「マツモト建設モデルハウス」
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ペレットストーブの完成も間近。
現在、オプションの煙道採熱方式に関しての課題を詰めているところ・・・。


ここで、煙道採熱方式について簡単に説明しておきましょう。

煙道採熱とは煙突から外へ捨てている煙突の熱を回収して床暖房するシステム。
ファンを使い、天井面で回収した空気を2重煙突の間に流します。
内部煙突に絡ませて暖め、床下に送り込んで床暖房を行なうことができます。
床の底冷えを解消できる・・・くらいにしておきましょうか?

この方式は約32年前に,OMソーラーシステムの考案者であり、
東京芸術大学の名誉教授である奥村昭雄さんによって考案されました。
ポット式石油ストーブを利用したこのシステムは、以後、OMソーラー協会や
奥村さんの身近な建築家たちによって使用され続けてきましたが、
PL法などの製造責任の意識の高まりやストーブメーカーからの要望もあり、
OMソーラー協会では使用を自粛しています。
 
現在はメンテナンス用と建築家の個別対応として
練馬区の「ミヤ工業」にてパーツの制作は続いています。

煙突を冷やすことになるので、煙道火災の原因になるのではないか?とのご指摘がありますが
室内空気を煙突に絡めて、せいぜい20℃ほど空気温度を上昇させる程度です。
これまで、問題が起きたとの報告を耳にしていません。
吹き抜けがあるような空間では威力を発揮すると思うのです。
復活させたいと思いつつ、時代が変わって、
製造責任という名の元に、何でもかんでも「人のせい」にする風潮の中で躊躇するのも事実です。
導入する部屋にあわせて設計し、きちんと施工しなければならないシステムですので
やりたい方は自己責任でお願い致します(願)。

建築は家電のように買うものでなくて、創るものであるということを
理解していただける人にだけ使ってほしいシステムですね。
by satoshi_irei | 2005-08-26 12:23 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by k_watarow at 2005-08-26 23:00
マツモト建設のモデルハウスって、京王線桜上水の近くでしょうか?
丸谷さんに見せていただいたことがあります。伊礼さんの担当でしたか。
Commented by satoshi_irei at 2005-08-27 09:28
小林さん、
東武東上線の鶴瀬駅から徒歩8分くらいです。
桜上水の方は近藤工務店のモデルハウスで、
今は売却されたと聞いています。


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