今日は信州型ペレットストーブ、煙道採熱オプションの打ち合わせ。
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*写真は石油ストーブを利用した煙道採熱方式。

今日は鶴瀬の「マツモト建設」モデルハウスにて、
ペレットストーブの煙道採熱の打ち合わせを行った(煙道採熱の現物があったので)。
*ちなみにそのモデルハウスはエーアンドエー時代の僕の担当(10年前です)。

長野県職員、ストーブの制作者近藤さん,
煙道採熱の煙突をつくっていただこうという「ミヤ工業」さんとの打ち合わせ。

お互い、遠慮なく、いいたいことを言い(笑)、とてもいい形で話がまとまったのではないかと思う。
煙道採熱は商品として売り出す事は難しい。
それぞれの条件に応じて設計していかなければならないので簡単ではない。
何かあった場合の責任の所在など不明確である。

建築の設計というのは、プロダクトの世界と違い、すべて検証して引き渡しているわけではない。
建築の設計は、まだ見ぬ、未知の心地よさを目指して「委託」される設計である。

完成した「商品」を売っているわけではないので、その辺りがきちんと話し合われて、
整理されないと煙道採熱オプションのおかげでうちの事務所は普段の仕事と違って大変なこととなる。

採用する側、売る側の責任体制をきちんとするためにも
「検証」という行為を時間をかけてやろうということになった。
それは、ミヤ工業さんの意見を借りれば、信州型の信頼を得る「正しい判断」だと思う。

煙道採熱オプションの一般販売は遅れるが、それがいちばんいい形で、
将来、皆さんに、たぶんいい形で還元できるのではないかと思う。  
というわけで、しばらく煙道採熱方式はお預けとなると思います。  伊礼智
by satoshi_irei | 2005-07-19 21:20 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(8)
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Commented by tokyomachiya at 2005-07-19 23:44
煙道採熱では無く、積極的に温風を床下に送るシステムの方が、有効性が高いと思いますが・・・。
Commented by swimming_monkey at 2005-07-20 00:23
このストーブとってもあったかいんですよね。。。ほんとに。
加温ボックスばかりでなくこういう補助暖房もいいですよね。
Commented by kazuo-nakazato at 2005-07-20 08:40
先日の勉強会で伊礼さんの設計工夫でイタダキの3ツ以外に、この煙道採熱も非常に興味を持ちました。
マツモト建設さんは匠の会の古い会員社で、私もOMに入会する以前はこのモデルハウスを見させていただきOMの良さを感じました。
丸谷さんの設計だと聞いていましたが伊礼さんのご担当だったのですね。
Commented by satoshi_irei at 2005-07-20 09:43
迎川さんの行っていることはファンヒータを行かした吹き出しにしたら・・ということですが、ペレットストーブの機構上、今は難しいです。
ファンヒーターの欠点のひとつに天井付近が温度が高くなってしまうことがありますが、それを解消しながら、新築やリフォームで床の底冷えを緩和出来ればと思います。県の方々の強い要望もあり、
安全な装置として実現させたいと思います。
Commented by satoshi_irei at 2005-07-20 09:45
遠藤さんは「マツケン」の出身でしたね。ペレットストーブがこの石油ストーブに取って代わる時代が来るか?・・・まだまだずっと先のことでしょうね。
Commented by satoshi_irei at 2005-07-20 09:46
中里さん、この煙道採熱方式は自己責任ですので、気をつけてくださいね。今まで問題は起きてないのですが、設計や施工によっては事故(火事)があり得ないこともないと思います。
Commented by boro9239 at 2005-07-21 11:36
煙道採熱、最近聞かなくなってきましたね。
僕が丸谷さんの事務所に入ったあたりから、煙道採熱は徐々に採用しなくなっていきました。コストパフォーマンスや、責任とのバランスで既製品をどこまでカスタマイズする意味があるのかという疑問もありますが、煙道採熱は空気のデザイン、もったいない精神の象徴的な存在でもあったような気もしますので、なんだか寂しい気もしますね。
Commented by satoshi_irei at 2005-07-21 14:40
まだ、やっているようですね。根強いファンはいるようです。


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