小さな終の住処・吉井町の家
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先日、東京町家セミナーで
吉井町の家(住宅特集1996年、8月号   TOTO通信 2000年、vol1)の話をした。
丸谷さんの所から独立するちょっと前に担当した住宅である・・・10年も経ってしまった。

ご年配のご夫婦、延べ床30坪の小さな住まい。
OMソーラーをベースに、補助暖房として
ポット式石油ストーブの煙突に手を加えて、煙道採熱方式で床暖房を試みている。

「終の住処だけど、ちょっとしゃれた家にしてね・・・」、
「カーポートから濡れないで家に入れるように・・・」という要望だったと思う。
廊下がなく、階段廻りをぐるっと廻れるようにした。
玄関もサンルーム代わりにした・・・見た目は普通だけど、少し普通でないプランとなったと思う。

完成後4〜5年経って、TOTO通信の取材で林昌二さんたちが訪れた。
珍しく、林さんが誉めてくれた。
その頃,亡くなられた奥様の林雅子さんが病気で伏せていた頃ではないかと思う。
たぶん,そんなこともあって、このような家が心の琴線に触れたのだろう。

そのときのテーマが「母なる人の家」・・・
確かにそんな感じのする家だったし、そんなクライアントだった。 伊礼智
by satoshi_irei | 2005-07-19 09:57 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(7)
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Commented by boro9239 at 2005-07-19 10:52
この特集で紹介されたもう一件の家が散歩コースにあり、良く前を通ります。こちらは見た目は派手ですけど、思った以上に状態も良く(笑)
しつらえもきれいで、なかなか良いですよ。
Commented by kazuo-nakazato at 2005-07-19 11:11
セミナー講師お疲れ様でした。
手摺を伝って家が一周回れる、廊下のない家ですね。
お施主さまの奥様のしっかりした、ご自身の生活感がよく設計に反映されていましたですね。
Commented by satoshi_irei at 2005-07-19 12:04
竹内さん,いい散歩コースですね。千住は建築家が設計した家が少ないので・・・それもいいかなあ?
Commented by satoshi_irei at 2005-07-19 12:08
中里さん、セミナーの後、
一杯やって,それから仕事に帰られたのですが(笑)・・・・おつかれさまでした。次回のセミナーでは1曲お願いします。
Commented by kanbe48 at 2005-07-19 13:52
家は人間の巣である。
家を忘れた人が溢れている。
Commented by studio-tsumugi at 2005-07-19 20:43
名前が素敵ですね。 これだけでクライアントの人柄がなんとなく伝わります。
「ちょっとシャレた家に…」 なんてチャーミングなんでしょう。
Commented by satoshi_irei at 2005-07-19 20:49
仕事を初めて、自分の原点の家というのがあると思いますが、
もしかしたら自分にとってはこの家だったかもしれませんね。
そんな感じがします。


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