北葛西の家    造作家具の打ち合わせに入りました。
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*写真左:南側のビルに寄り添うように建っています。
*写真右:サッシュの隙間にも発泡ウレタンが充填されています(図面には出てこない現場の仕事)。


現場に行ってきました。

小雨がちらつくような天気。現場は順調に進み、今日は造作家具の打ち合わせです。
大工の二瓶さんとは東船橋の家以来、
江戸川ソーラーキャットの助っ人、成田東の家の助っ人とお世話になっています。
きちんと図面を読み込んで、納まりに対して色々と相談をしてくれるのでこちらも助かります。

今回も予算が厳しい仕事。
見積もり図面に現れてこない、詳細の考え方・納め方をしっかり決めていかないと工務店は苦労するだけ(笑)だし、住まい手に不利益を与えてしまう。

今回は図面(設計)にはないが工務店の判断で入っているものに
天井・シナベニア下地のプラスターボードがあります。
防災の観点から入れておいた方がいいだろうとの判断で入れていただいている。

また、今回は天井と壁の納まり、幅木の納まりをいつもと変えている。
いつも使っている「f見切り」を使わない取り合い、幅木は付け幅木・・・
つまり、ボードをまず張る・・・それを受けて家具を納める!!という工程にしてみようと思う。

あの、水沢工務店でさえ、予算に合わせて「付け幅木」を用意している(建築知識05年 2月号)。
手間をかけた仕事とは言えないだろうがメンテナンスし易い納まり。
こうやって、より良い判断をしていくのも現場の醍醐味です。

小さな家、コストの掛けられない家で難しい技術の要る納まりや手間のかかる仕事をやるのは
バランスのいい家とは言えないと思います。
それを工夫し、改善することでより良い家になるのなら、住まい手にとってもいいことだ。

限られた予算をリーズナブルに使う・・・。
リーズナブルとは、簡単に言えば「手間を掛けた甲斐がある、お金掛けた甲斐がある」ということ。

それぞれの条件をうまく、バランスよく、臨機応変に、綺麗に、素早くまとめることのできることが「設計がうまい」ということであり、リーズナブルな仕事であるといえます。
日頃、それをとても意識しています。

それにしても現場の東京町家の垂れ幕が3つもついていますね。
3代目だから3つで、よく見ると先代の社長からそれぞれの顔写真入りだったりして!!
国技館みたいな現場も面白いかもしれません。    伊礼智

設計:伊礼智設計室
施工:田中工務店
by satoshi_irei | 2005-06-04 10:08 | ・住まい・建築 | Trackback(1) | Comments(8)
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Tracked from 三代目のダイアリー at 2005-06-04 14:30
タイトル : 上棟してました!
最近はちょっと仕事の記事がありませんでしたが、ここで以前から紹介している公園、動物園に隣接している住宅の様子です。 上棟は先月でしたが、ちょっと報告遅くなりました。 シート、足場により四角さが強調されているので、さながら箱の家と言う感じです。 伊礼さんいわく(金属の外壁の時はかっちりした、凛としたまとめかたでないと)の感じが楽しみ。 今回のガルバリム鋼板はirei_blogにある今までの色と違うような・・・・・ デッキの目の前には、こんな緑が広がります...... more
Commented by surugakinoienix at 2005-06-04 13:23 x
三代目のダイアリーと合わせて、拝見していますので、少しづつ全容が、見えてきました。
Commented by satoshi_irei at 2005-06-04 13:42
建築現場、不思議な光景なんですよ。
時々,公園のアナウンスで「これからピラニアの餌の時間です」・・・なんて聞こえます。
「ピラニアいましたっけ?」なんて現場打ち合わせになってしまいます。
Commented by tokyomachiya at 2005-06-04 15:47
建築現場には、蛸も、猫も、犬も、馬も、虎も、猿も、鹿も、蟻も、蚤も、魚も、トンボも、蝶もいます。さすがにピラニアは・・・。これ、30年近く前に受けた二級建築士の問題。「建築現場にいない動物はどれ」みたいな、微笑ましい時代でした。
トンボは動物かどうか悩みました!
伊礼事務所のスタッフは、二級の問題出来るかなぁ?
Commented by satoshi_irei at 2005-06-04 15:56
もしかしたら、ペンギンの「聞きまつがい」(糸井重里風)かも知れませんが、建築の打ち合わせをしていても、そのアナウンスが聞こえると、
「見に行ってみますか?」なんて会話になってしまいます。(笑)。
Commented by studio-tsumugi at 2005-06-04 17:17
たった今、大粒の雨が降り始めました。もうすぐ梅雨、
順調にすすむといいな。。。とこの時期はさらに強く思います。
Commented by tanaka-kinoie at 2005-06-04 19:33
ピラニアいたかもしれません。
ペンギンと今が旬のレッサーパンダは間違い無くいましたよ。
立つかどうかはわかりません(笑)
この現場で伊礼さんには貼り巾木、目透かしなどをやめて頂いたりして少しでもコストを詰めるお願いをしました。
案外当たり前のようにやっている事が完成度も変らずに安く出来る事があると思います。

確かに建築知識の水澤の記事を見てびっくりしました。
(もちろん全てそうでは無く場合によりと書いてあります)
さほど効果が無いから塗り壁の巾木ちりじゃくりもしないと言い切っていますね。
しかしこのコメントを町場工務店がまともに受けてしまうと、とんでも無いことになります。
何と言っても材料が全く違いますからー 残念ー(笑)

実は初代が水澤にいましたし、彼が独立してからは水澤出身大工が数人いたそうです。
Commented by satoshi_irei at 2005-06-04 19:41
田中さんのところは水澤の血が入っていましたか?
水澤系とは仕事の経験が随分ありますので、田中さんの心配は分かります(笑)。ボード下地も当たり前のように2重張りでしたから、
ペンキの仕上がり、経年変化も違います(笑)。
10年後に問題のない納まりと言うのが基準になりますかね?

ところでこの現場は二瓶さんのキャラクターが大きいと思いますが
動物園より、現場の方が面白いように思います。
Commented by satoshi_irei at 2005-06-06 10:17
中信さん、コメントありがとうございます。
ハートランドは瓶も綺麗です。
椅子の布地の張り替え、コツを教えてくださいね。


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