東京町家、9坪のOMソーラーハウス、、、街との最前線は気持ちがいい。
開口部廻りは通常、温熱的にも光量的にも変化が激しいので
必ずしも心地よい場所とはいえないのかもしれません。

たいてい、開口部から距離をおいて家具を配置します。
しかし、小さな家ではそうも言っていられません。
ここではソファをメインの開口部のすぐ横においてあります。
設計の段階から、ここがいちばん気持ちのいい場所・・・という読みです。
街との最前線・・・室内なのにオープンテラス的な居心地が味わえる場所です。

自分にとっての、とっておきの心地よい場所を住まいに創り出すこと、
見つけ出すことが設計において、とても大事なことなんでしょうね。

もちろん、街との最前線ですから、雨戸、ガラス戸、網戸の他に障子を仕込んで
光と熱をコントロールします。

OMソーラーシステムの吹き出し口がコールドドラフト(降下冷気)を
防いでくれているのは大きいですね。

設計:伊礼智設計室(伊礼智  森泉綾)
施工:相羽建設

東京町家、9坪のOMソーラーハウス、、、街との最前線は気持ちがいい。_b0014003_18545118.jpg東京町家、9坪のOMソーラーハウス、、、街との最前線は気持ちがいい。_b0014003_1855672.jpg東京町家、9坪のOMソーラーハウス、、、街との最前線は気持ちがいい。_b0014003_18552411.jpg
by satoshi_irei | 2005-05-18 19:05 | ・東京町家・9坪の家 | Trackback(1) | Comments(3)
Tracked from OMソーラーの家「東京町家」 at 2005-05-19 01:33
タイトル : 気持ちの良い場所
東京町家、9坪のOMソーラーハウス、、、街との最前線は気持ちがいい。 上の写真は、下石神井の家(9坪ハウス)の、設計者が意図した一番気持ちが良い場所からの眺めです。やっぱり空間って写真では写りませんね。ここに座って横目で街の動きを適当な距離感を持って感じる。ふうっと風がほほをなでる。こんな状況が伴わないと、ここの心地良さは見えません。 住宅は、五感を使って見ないと理解できないものだと感じます。 僕が気に入っているもう一つの居場所。 食堂テーブルに頬杖付いて眺める自分の街、行きかう人々。 この...... more
Commented by tanaka-kinoie at 2005-05-19 08:34
この椅子はアールとのアルテック社の物でしょうか?
お客様の趣味ですよね
確か、この座布の物は限定版だったと思います。
Commented by satoshi_irei at 2005-05-19 12:03
そうです。ゼブラ柄です。
ちょっと座が高いですね。
Commented by fuRu at 2005-05-19 15:45 x
アアルト-ゼブラ柄 おなじものを家で使っています。
双葉家具で扱っていた頃は入手しやすかったんですけれどもね。


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