広島、東川耳鼻科    omソーラーを搭載したクリニック  2

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□ 遮音性と快適性を高めるプラニング

建て替えにあたって、重要課題のひとつは
幹線道路からの振動と音の問題である。
コスト的に苦しかったが、
まず、矩体をコンクリートにすることすることで遮音性を高めた。
1階床をomソーラーの空気流れと矩体からの振動を
少しでも軽減するために置き床工法とした。
検査室は軽鉄下地にプラスターボード2重張りとし、
ロックウールを充てんして遮音性をアップ、
さらに遮音検査ボックスを中に入れるという
「入れ子構造」にして音に対処した。

壁の遮音性能を建材で上げるのではなくて
設計上、空間を挟む方がリーズナブルな対処であると考えた。
その検査室を道路から1番遠い場所に配置した。
そして、受付と事務室をコアにして、
ぐるっと廻れる診療動線にすることで、スタッフの動きが短くてすみ、
無駄な廊下ができないように配慮してある。





ここでは待合いを一般待合いと子供用待合いの2つ用意してある。
子供たちが子供らしく、伸び伸びとしていられるようにとの東川さんの配慮からである。
西面の道路側に面した一般待合いでは、ゆったり過ごせるように、吹き抜けとして大きな開口部を設けてある。

道路と開口の間には緑のスクリーンがあり、視線を遮りつつ、街との距離を取った。
吹き抜け上部の開口部の外側には木製のスクリーンを設け、
西日を遮り、夏の冷房負荷を少しでも下げる工夫をしている。

 omソーラーの集熱面は、屋上に鉄骨造で 塔屋を設け、50平米のガラス付き集熱面を2セット用意した。
医院なので、昼間の使用 が主となるため、集熱面を東側に向けて、朝の「立ち上がりの早いom」とした。  

設計:om研究所+伊礼智
施工:前田組
by satoshi_irei | 2005-03-19 10:18 | ・住まい・建築 | Comments(0)


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