玄関に置いてあった、踏み台の「こちゃぶ」が壊れた。
ソリッドパネルの余ったものでつくられた、田中工務店からのいただきもの。
このシリーズはぼくのデザインでサイズが何種類かある。
このデザインをベースにダイニングテーブルまで制作する。
ちなみに「こちゃぶ」の命名は田中さん。
「こちゃぶ」はぼくが時々踏み台として使っていた・・・60キロ以上の体重がかかり、
脚が開こうとして、繊維方向に沿って開きが生じて弱っていたところに、
何かの拍子で横倒しになり、脚部の横から力がかかったのだろうな?と推測する。
このデザインの弱点がそこだから・・・笑。
壊れて始めてわかることもある・・・
脚部のソリッドパネルを横目使いにしていれば少しは丈夫だったろうか?
とりあえず、小倉ちゃんと二人で補修に入る。
割れた口を開いて、木工用ボンドを押し込み、
万力が無いので、近くにあった建築知識で重しをかける。
建築知識は中身も重たいが、目方も重い・・・
こんな時にも役に立つ!笑。
下の写真はこのちゃぶ台を制作・販売したいといってきたあるメーカーとの試作品。
(テレビ台やキャビネットなど、数種類の家具を検討中)。
「fsc」の認証を受けた素材でつくられる。
今年中にはリリースできるようにしたいのだが・・・。
それにしても、ものを売るというのは気が重い、責任も重い。
デザインの責任、素材の責任、制作の責任を明確にしなければならない・・・。
今回の「こちゃぶ」の破損もよいサンプルとなった。
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