Mar Vista Housing(設計 グレゴリー・アイン)
b0014003_15541986.jpgb0014003_15542890.jpg





















昨年末、中村好文さんに呼び出されて、
日大生産工学部建築学科、居住デザインコースの調査報告会に出席しました。
「マービスタ ハウジングの現状報告会」です。
曽根陽子教授を中心に、学生たちの主体性を持った、
粘り強い調査をスライドとビデオで報告していただきました。

マービスタは約50年ほど前に建築家グレゴリー・アインによって設計された集合住宅です。
(ランドスケープデザインはガレット・エクボ)

とてもすてきな住宅地・・・アインの考えた住環境がどう受け継がれ、
現在、どう使われているかを調査することは意義深いことだと思います。

一度、荒れた時代があったようですが、意識の高い人たちが住むようになり、
元のオリジナルを大事に、復元しつつ住まわれているようです。

中村さんによると、ほぼ、完璧なプラン(右の写真参照)とのこと。
単純なプラン、木造であるため増改築がし易い、
スライディングウォール・フォールディング(折りたたみ)ウォールによって可変性に富むこと、
建築協定を自主的に守っていること、建築家の仕事に意識が高い社会・・・
「住み続けられる家」というのはどういうものなのか、
どうすれば住み続けられるのかをあらためて考えさせられました。

このコースの凄いところはその後・・・
なんと学生たちが「クリスマスパーティ」を用意してありました。
フランク・ロイド・ライトのフロアスタンドをツリーに見立て、
手作りのろうそくの照明の中にたくさんのごちそう。
シャンパン、ワイン、ビールと飲み物もひと通り揃っています。、
何よりも女性だけのコースなので、若い女性ばかり・・・。

さすが、宮脇檀さんが創ったコースだけあって
パーティには大変な力を入れるとのこと。
それでも「今日は力抜いている方だよ」とは中村さん。
次から次へと生徒がごちそうを持ってきてくれ・・・まるで竜宮城のようでした(笑い)。
今年から、このコースの非常勤講師を務めることになりました。
ノリが合いそうなので張り切っております。  伊礼智
by satoshi_irei | 2005-01-05 16:17 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://irei.exblog.jp/tb/1628752
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by tokyomachiya at 2005-01-06 14:38
壁にリアリティがあるプランですね。日本の住宅文化は、壁の概念がありません。だから、構造的な壁はあっても、空間を構成する壁は下手ですね。「東京町家」では、きちんと壁をつくり視界や光や風をコントロールするからこそ、開放的な空間が可能になると思っています。
今年も壁にきちんと向き合って、素適な家をつくりましょう。

ところで、パーティの時だけでも、特別講師で呼んで頂けないでしょうか。
演目は「イタリアの山岳都市」、これ中村好文さんと行った時のレポートと考察です。この旅の途中で宮脇さんの訃報を受けたので、このクラスにとっても、縁も所縁もある講義です。(ペコ)
Commented by satoshi_irei at 2005-01-06 15:21
それはやはり、中村さんに頼むしかないでしょう。
報告会で驚いたことは、中村さんの、学生の調査報告に対するアドバイスというか要求の水準が高いということです。スライドの順番まで細かにアドバイスしておりました。


<< 敬遠される緑化。 工作活動  怒りの工作員 >>