昨年から歳の始め(暮れ?)にこの本を読むのが恒例となってしまいました。
「伊礼智の住宅設計作法」をプロディースしてくれた
新建ハウジングの編集長、三浦祐成さんの労作です。
確か、ひとりで執筆していると聞いていたのですが・・・今回もそうなんだろうか?
これ1冊で住宅産業の動向が概観できます。
工務店はもちろん、特に世間知らずな建築家に向く!(爆笑)
三浦さんの巻頭言、「理念経営のすすめ」は秀逸。
生き残るためのたった3つののこと・・・
利他の精神を持つ、プロフェッショナルになること、価値観を明確にすることを
「もしドラ」とサンデル教授の「白熱教室」を切り口に解説していきます。
「実務に生かすドラッカーの名言」では
決して読みやすいとは言えないドラッカー本の中から、
ドラッカーのエッセンスをかみ砕いて、工務店経営向けに解説、
その勢いで「もし、工務店の2代目が「もしドラ」を読んだら」というケーススタディまで・・・
いたれりつくせりな内容となっています。
工務店を鹿児島の「シンケン」(迫英徳社長)のレベルに少しでも近づけたい・・・
そんな共感を持って読みました。
しかし、そうなると、設計事務所は驚異でしょうが・・・(笑)。
住宅産業大予測 発行:新建新聞社 1000円+税
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