プラス経営 設計講座 第1回目レポート
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先週後半はかなりハードなスケジュールでした。
まずはプラス経営の設計講座。
初日はランドスケープデザイナーの荻野寿也さん、家具デザイナーの小田原健さんと
伊礼智、3人そろっての講義です。

午前中はぼくの出した宿題「ソトの居場所、ウチの居場所」を
自己紹介を兼ねて各自に発表していただいたのですが
これがなかなか面白い・・・
このときに各自が見つけたテーマ(コンセプト)が
本課題のコンセプトに繋がればと思っています。

午後はまず、ぼくが口火を切り、
30分ほど小さな家の設計手法についてお話をさせていただきました。

次に荻野さんに外構デザインの基本編を、
その後、小田原さんに家具デザインに目覚めた
吉村順三さんとの出会いと仕事をお話ししていただきました。

初日は荻野デー・・・荻野さん、2回目の講義は
具体的な手法の話を荻野さんに語っていただきました。
荻野さんは生け花のように植栽をいける方・・・それも自然の風景を移植する。
一言で言えばそんな方だと思います。
それがとてもいい・・・
がちがちの形式ばった庭園ではなく、
ガーデニングのような浅はかな感じは微塵もない。
視座がとても共感できる方です。


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翌日は午前中、ぼくの設計した幕張本郷の家へ。

引っ越ししてはじめておじゃまさせていただきました。
設計と普段の生活の様子が「納まっている」と感じました。
設計者として素直にうれしいと思います。

午後から小田原さんの元麻布のオフィスへ。
杉の間伐材を利用したインテリアが心地よい。
普通、杉を利用した家具は野暮ったい・・・それが普及を阻害している。
小田原さんの仕事はその見方を払拭できる水準だったと思う。

実はこのオフィス・・・
ぼくが丸谷博男さんの事務所に勤めた時のオフィスでもあるのです。
あの頃、丸谷さんが小田原さんから借りていた・・・
そこでぼくは6年ほど過ごしました。

ひととおり、講義が終わった後、懐かしさで
裏にある磯崎新さんが設計した
メタルアートの青木さんのギャラリー(住宅も兼ねる)をのぞきに行きました。
あの頃のままにちゃんとありました。

覗いていたら、ご本人に見つかってしまい(笑)。
ぼくのことを覚えていただいていたようで
気むずかしい方のはずが、ギャラリーの中へ招き入れていただいた。
まるで映画の中に紛れ込んだようなとてもいい空間でした。
築30年・・・どこも古びてなく、成熟を感じる、かっこいい建築でした。

その後、新宿へ「小さな家のプロジェクト」の打ち合わせへ。
「車のように住宅はつくられなければならない」(コルビジェ)・・・
それは建築家の使命か?ただの野望か?幻想・たわごとか?、悪の誘いなのか?・・・
ただ、いずれにしてもこんなに楽しく進められる仕事も珍しい。
施主と敷地から解放される(手続き上ですが)・・・爽快感さえ感じます。

僕らはほとんど、既成の服を着ています。
住宅もその領域に建築家が参入すれば、水準の高い良質でリーズナブルなコストの
住宅の世界が開けるのではないか?とも思えるのですが・・・。
(集合住宅の世界ではできているはず!)




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by satoshi_irei | 2009-09-07 21:21 | ・住まい・建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by tanaka-kinoie at 2009-09-08 08:18
相変わらず、御多忙で落ち付きませんね。
私もですが・・・・(笑)
本日は私も伺いますのでよろしくお願い致します。
Commented by satoshi_irei at 2009-09-08 09:33
田中さん
中山さん、大張り切りです。
小雨ぐらいなら上棟式やるといっておりました。
しかし、上棟式に
大勢人を呼ぶ(ライバルまで)・・・見た目通り、太っ腹ですね(爆笑)


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