モイス工場見学
昨日は建築知識の取材でモイス工場見学のために名古屋へ。
とにかく、楽しい修学旅行のようであった。

メンバーが建築家の泉幸甫、古川泰司、モイスの開発者・塩地博文、
建築知識の編集者、と伊礼智+ウチのスタッフ。
それに加えて名古屋で待ち合わせたメンバー、総勢10人ほどとなった。

工場について一通りのレクチャーを受けて、製作プロセスを見せていただいた。
工場見学というのはいつも楽しい。
どんどん物がつくられていく・・・。

モイスは普通のケイカル板ではない。
防火・耐火性、耐震性、シックハウスに有効、土に返る材料である。
吸放湿に特徴があって、一般的な材料と吸放湿特性が異なる。
JISの基準は温度23℃、湿度50%の一定の状況での数字らしい。
もちろん実際はいろいろと変化する。

湿度が丁度いいときに吸放湿性が高いのではなくて(そのときは程ほど)、
いざというとき(相対湿度が高い、乾燥している)に他の材料に比べて
良く働いてくれる材料らしい。

また、簡単に曲げられること、下地材とししてだけでなく、仕上材ととしても優れている、
帯電性がない(バーミキュライのせいらしい)ト・・・・など今後の活用が望まれている。

ただ、欠点もある。

*重たい・・・施工者に不評である。
 施工した職人は「モイスはも~いっす」というらしい(笑)。
 しかし、重たいということは遮音性、が高いと言うことにつながるメリットもある。

*高い・・・しかし、多機能な素材としてどのように活用するかであろう。

*エッジjがかけやすい・・耐力的には問題ないのだが、
 実は個人的にはそこが気がかりである。

*仕上材としてモイスの性能を生かそうとすると、納まり(ジョイント)にかなり工夫がいる。

*仕上がりがどうしても下地っぽい・・・下地としては綺麗なのだが・・・。
 おじさんたちは面白がるだろうが女性的な感性にそのままでは届かないように思う。

普段使っているモイスを良く理解できた・・・
おじさんとおばさんの両方の感性を満足させる使い方ができるかどうか?・・・ですね(笑)。
取り合い、納まりが大事だと思います。

レクチャー途中から、泉さんがそわそわし始め・・・交流会へ。
世の中の不景気は我々の周りには近づけないだろうというくらいの・・・・
毎度のことですが、大騒ぎと言った飲み会でした・・・疲れた。


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オープンハウスのご案内

北葛西の家2

設計:伊礼智設計室  施工:田中工務店
日時:2月7日(土)、8日(日) 
   午前10時から午後5時まで
場所:江戸川区北葛西 西葛西駅から徒歩10分

   延べ床面性15坪・間口1間半の小さな家です。

申し込み:見学ご希望の方はfax03-3565-7344、
     またはirei@interlink.or.jpまで住所、氏名、
     連絡先(ファックスか、メールアドレス)、を明記の上お申し込み下さい。
     小さな家ですので、設計者や工務店の方々はご遠慮いただいております。
     よろしくお願い致します。
by satoshi_irei | 2009-02-03 11:31 | ・住まい・建築 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from おうちをたてるよ! at 2009-02-05 13:39
タイトル : 天井にモイス その2
天井にモイス、の続き。 工務店の完成見学会に行ったときのこと。 (もうこれでかれこれ3回目ぐらい。) リビングとキッチンがカウンター越しつながっているお宅を 見学させていただいた。 台所部分には消防法の関係上(だったか)梁下に”モイス”がはってある。 その高さ2100。低い…。 リビングからキッチンに足を踏み入れれば、 天井高に変化があるのが効いているのか エリアが切り替わったのを感じる。 「あ、モイスがあるんだ。」と見上げたところ ~~~~??EP塗り忘れ? イン...... more
Commented by tokyomachiya at 2009-02-03 11:57
>いパン的な材料と異なり、湿度が低い時に放出してくれる。

木材でも珪藻土でも、一般的に湿度が高い時に吸湿し、湿度が低い時に放湿するから調湿性があると思うのですが、モイスとどこが違うのでしょうか?
Commented by satoshi_irei at 2009-02-03 12:22
迎川さん
吸放湿の特性があるようですよ。
透湿抵抗が相対湿度によって変動するのが特徴のようです。

jis法で決められた性能(気温23℃、湿度50%)では材料の本領は判らないようです。
モイスは上記の条件では、ちょっと怠けていて(笑)、相対湿度がもっと高い時に良く働く、もっと乾燥している時に、他の材料より、能力を発揮するようです。


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